このページでわかること
- 集成材・ハギ板・一枚板、それぞれの製法と特徴
- 価格帯・木目・反りにくさの違い
- ご予算や用途から選ぶ、シリーズの判断軸
- 各シリーズの代表的な樹種と用途例
- 3種類を一目で比較できる早見表
目次
天板の3シリーズ早見表。
まずは全体像から。価格・木目・反りやすさ・サイズの自由度など、9項目をひと目で比較できるよう一覧にまとめました。詳しい解説はこの後の章で順番にご紹介します。
| 項目 | S・集成材 | A・ハギ板 | P・一枚板 |
|---|---|---|---|
| 01価格帯 | 数千円〜15万円前後 | 数万円〜30万円前後 | 数万円〜100万円前後 |
| 02作り方 | 小さな木片を接着して1枚に | 数枚の無垢板を横につないで1枚に | 1本の丸太から継ぎ目なく切り出す |
| 03木目の表情 | 多彩でリズミカル | 自然で連続性がある | 完全に唯一無二 |
| 04反り・割れへの強さ | ◎ もっとも安定 | ○ 比較的安定 | △ 経年で動きあり |
| 05希少性 | 標準(量産可能) | やや希少 | 非常に希少(同じものは二つとありません) |
| 06サイズ・形の自由度 | ◎ 高い(さまざまな形やサイズに対応しやすい) | ○ 比較的自由(一部制限あり。ご相談ください) | △ 現物のサイズが上限(小さくはできますが、大きくはできません) |
| 07おすすめの用途 | デスク・カウンター/DIY・サブテーブル | ダイニング・デスク/カウンター | ダイニング・役員デスク/リビングの主役 |
| 08代表的な樹種 | パイン・ゴム・タモ・ウォールナット/ヒノキ・スギ・アカシア など | タモ・モンキーポッド/ウォールナット など | トチ・スギ・クリ/ケヤキ・モンキーポッド・ウォールナット など |
| 09こんな方に | コスパ重視・はじめての方 | 自然な木目を楽しみたい方 | 一生ものを探している方 |
※ 価格はあくまで目安です。サイズ・樹種・加工内容により変動します。正確な金額は商品ページからご確認ください。
同じ樹種で、3シリーズを見比べる。
同じ木でも、集成材・ハギ板・一枚板で木目の表情や継ぎ目は大きく変わります。代表的な「タモ」と「モンキーポッド」で、3シリーズの違いを見比べてみましょう。
タモ明るく素直な定番材
モンキーポッド濃淡が美しい大判の材
※ モンキーポッドのハギ板は、今回は耳付きの板を使用しているため、より一枚板に近い印象になっています。
※ 写真は一例です。木は一枚一枚、色味も木目も異なります。
あなたは、どの表情がお好みですか。
02 — S Series
気軽に始められる、手頃な一枚。
数千円〜15万円前後の手頃な価格帯。反りや割れに強く、はじめての木製家具にも安心していただける素材です。
製法と特徴
集成材(しゅうせいざい)は、小さな木片を繊維方向を揃えて接着し、1枚の板に仕立てた素材です。反りや割れが起きにくく、安定して長く使えるのが大きな特徴。材木屋として目利きした上で、グレードの高い集成材を厳選しています。専用の機械でミリ単位の水平出しを行い、大きな傷やヒビ割れを人の手で一つひとつ補修していきます。日常的な素材にプロの技術と手間を惜しみなく注ぎ込んだ、材木屋ならではのワンランク上の集成材です。

木目と風合い
集成材の魅力は、小さな木片が織りなすパッチワークのような豊かな表情です。異なる木目や色合いが集まることで生まれるリズミカルな模様は、空間に自然な温もりと程よいアクセントをもたらします。均一すぎない個性的な風合いは、ナチュラルからモダンまで多彩なインテリアによく馴染み、お部屋を彩る高いデザイン性が楽しめます。

こんな方におすすめ
- 多彩な木目が生む、リズミカルな表情を楽しみたい方
- 予算を抑えて、木製家具を始めたい方
- デスクや作業天板、円形や変形など自由に形を決めたい方
03 — A Series
本物の木目を、毎日の食卓へ。
数万円〜30万円前後で、無垢材の表情と扱いやすさを両立。「自然な風合いがほしいけれど、一枚板は予算が…」という方にぴったりの中価格帯シリーズです。
ハギ板とは何か。
ハギ板は、数枚の無垢板を側面で接いで1枚の天板に仕立てる技法です。「幅はぎ板」「接ぎ板」とも呼ばれます。通常3〜5枚程度の無垢板を接ぐため、一枚あたりの木材サイズが大きく、木目の連続性が保たれます。集成材より一枚板の見た目に近く、一枚板より手の届きやすい価格帯。本物の無垢の表情を、日常の中で楽しめる選択肢です。

集成材・一枚板との違い。
ハギ板は、数枚の無垢板を側面で接ぎ合わせた素材です。小さな木片を多数接着する集成材とくらべると、木目の連続性がより自然。一方、1本の木から継ぎ目なく切り出す一枚板とは違い、板と板の接合線が表情として残ります。一枚板の風合いに近づけながら、価格と安定性のバランスに優れるのがハギ板の魅力です。「無垢の自然な木目」と「実用的な価格帯」を、無理なく両立できます。樹種により多少の経年変化はありますが、日常使いには十分な安定性をもちます。

こんな方におすすめ。
- 無垢材の自然な木目を、毎日の暮らしで楽しみたい方
- 予算は抑えたいけれど、素材では妥協したくない方
- ダイニングやデスクなど、毎日使う場所に置きたい方
04 — P Series
唯一無二の、一生もの。
数万円〜100万円前後。1本の木から1枚だけを切り出した、継ぎ目のない天板。同じ木目はふたつとなく、お選びいただいた一枚は、これからお客様だけの景色になります。
1本の木から、1枚だけを。
一枚板は、1本の丸太から1枚を継ぎ目なく切り出した、贅沢な使い方をした天板です。どんなに大きな丸太でも、その木からとれる一枚板はわずか数枚のみ。同じ木目を持つ天板はふたつとなく、選んだその瞬間から「お客様だけの一枚」になります。

節・割れ・虫食いは、個性です。
節は、空へ光を求めた枝の名残り。
割れは、風雪に屈しなかった力の痕跡。
虫食いは、自然の中で確かに生きていた証。
わたしたちはそれらを欠点とは考えていません。補修は「対話」、傷は「景色」。金継ぎの思想にも通じる、その木が歩んできた時間ごと、お客様の暮らしの中で受け継いでいただくのが、一枚板の本来の姿です。

こんな方におすすめ。
- 二つとない木目と、木が歩んだ時間を味わいたい方
- 一生ものとして、納得のいく一枚に予算をかけたい方
- ダイニングや役員デスクなど、空間の主役に据えたい方
材木屋だから、3シリーズが揃う。
清水材木店は、岐阜県安八町で60年以上、木とともに歩んできた材木屋です。仕入れから加工・最終仕上げまで一貫管理しているからこそ、価格帯の異なる3シリーズすべてを、責任をもってご提供できます。
材木屋60年の目利き
代表・江崎奨平が2代目を継ぐ清水材木店は、創業以来60年以上、木と向き合ってきました。木を見て、適材適所を判断できる確かな目を持っています。
企画から製造・販売まで自社一貫
商品の企画、木材の仕入れ・加工・仕上げ・梱包まで、すべて自社で管理。中間業者を介さないからこそ、価格と品質の両立が可能になります。
完全オーダーメイド対応
幅・奥行を1mm単位でご指定可能。樹種・塗装・エッジ処理も自由にお選びいただけます。商品ページに記載のない形・サイズ・樹種でも承ります。一度お問い合わせよりご相談ください。
どのシリーズでも、変わらない3つのお約束。
(一部地域を除く)
ご注文いただけます
(一部商品を除く)
よくあるご質問。
お客様からよくいただくご質問を、8つにまとめました。
Qハギ板とは何ですか?+
Q集成材とハギ板の違いは何ですか?+
Qハギ板と一枚板の違いは何ですか?+
Qどのシリーズを選べばいいですか?+
Q反りや割れが起きやすいのはどれですか?+
Qサイズオーダーは3シリーズとも可能ですか?+
Qメンテナンスの違いを教えてください。+
Q納期はどれくらいですか?+
まとめ。あなたに合うシリーズは、どれですか?
天板選びに「正解」はありませんが、迷ったときは次の3つの軸で考えると、おのずと答えが見えてきます。
「予算」「使う場所」「どれだけ長く付き合いたいか」。まずは気軽な一枚をお探しならSシリーズ、本物の無垢を毎日の食卓にお迎えしたいならAシリーズ、暮らしの主役・一生の相棒をお求めならPシリーズが、それぞれの答えになります。材木屋60年の目で選び抜いた、3つの選択肢。どのシリーズも、お客様の暮らしに静かに寄り添う一枚となるよう、心を込めてお仕立てします。





